秋田銀と投資子会社　第1号案件に出資　女性検査キット開発企業へ

秋田銀行と投資専門子会社「あきぎんキャピタルパートナーズ」は9月29日、女性の健康状態や疾病のセルフ検査キットを開発・製造するベンチャー企業のCranebio（東京都）に、5000万円の投資を実行したと発表した。あきぎんNEXTファンド（総額10億円）を通じて行ったもので、第1号案件。

同社は、自宅で簡易検査ができる予防医療などの体制を整備することで、課題となっている医師などの医療分野における人手不足や、医療費増大などの社会課題の解決を目指す。

メインとなる研究開発拠点と工場が秋田市にあり、事業が秋田県の課題である少子化対策や女性活躍推進に資することから、同行らは第三者割当による株式の引き受けによる出資を決めた。

11月には国内最大手の生理用品メーカーのユニ・チャームと共同研究開発した「ソフィ妊活タイミングをチェックできるおりものシート」を発売する予定。