東邦銀、人材紹介を〝両手型〟へ　専担含め担当者8人配置

東邦銀行は2023年度下期から、人材コンサルティング業務を強化する。法人コンサルティング部に人材コンサルティング業務担当者8人（専担者3人含む）を配置し、事業者の人材に関する経営課題をトータルサポート。これに合わせ、求人企業と求職者の双方と直接やりとりする〝両手型〟の業務を開始する。

同行は6、7カ店ごとに「総合コンサル班」を置き、事業者の経営課題の収集と解決を図ってきた。特に人材に関する相談が多く、人材採用の累計支援は21年3月期に124件だったが、23年3月期には362件へと増加。支援策もこれまでは求人票を作成し、連携する専門の人材紹介業者を通じて求職者を募っていた。

今回、人材紹介業者を介さない両手型に参入することで、両者の詳細な条件にあったマッチングを図り、企業の生産性向上と人材の定着率を高める。

法人コンサルティング部は「人材紹介業を通じて、人事制度策定やITなどの総合的なコンサルティングをワンストップで提供し、成約件数の拡充と成約率の向上を図っていく」という。