広島銀、支店事務平準化へ 富士通のシステムを初運用
2023.09.28 04:40
山間部や島しょ部を含め約130の支店がある同行では、繁忙店と閑散店の事務量の差が課題だった。「僚店サポート」では、各営業店が受け付けた法・個人の事務処理について、該当する帳票をスキャナでイメージ化し、本部の事務集中部門や他営業店へ振り分けることができる。
例えば、繁忙店の諸届の登録作業などを閑散店へ分散させることで、事務の効率化につなげる。「今まで紙ベースでの協力はあったが、人の移動なくデータでやりとりできるようになる」(事務統括部)という。
同行は9月11日に運用を開始した。現在は、営業店と本部間のみの連携にとどまっているが、年内までには支店間の連携を始める。事務を受け入れるサポート店として20~30カ店を選定する予定。