野村HD、デジタルIQグランプリ開催 仮想レースで機械学習

2023.09.28 04:25
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コースを疾走するレーシングカー(9月26日、アーバンネット大手町ビル)
コースを疾走するレーシングカー(9月26日、アーバンネット大手町ビル)
野村ホールディングス(HD)は9月26日、東京・大手町の本社内でアマゾンウェブサービス(AWS)と連携した社内イベント、「デジタルIQグランプリ」を開催した。グループの社員約110人が参加。東京のほかロンドンやニューヨーク、ポワイ(インド)、シンガポールの海外拠点に加え、仮想空間でも実施した。

グランプリはクラウド上の3Dシミュレーター、「AWS  DeepRacer」を利用。会場に設置した全長約17メートルのコースに、カメラやセンサーを搭載した18分の1スケールのレーシングカーを走らせ、持ち時間2分間で周回したうちの最も早かった1周のタイムを競った。

参加者は人工知能(AI)技術の一つであるディープラーニング(深層学習)により、車がコース環境をどう対応するかを学ばせた。カーブの曲がり方など安定性やスピード、ハンドリングなどさまざまな個性を持ったモデルを仕立ててレースに臨んだ。

東京会場には47チーム、110人が参加。優勝は8秒841の野村ビジネスサービスチーム、2位が人事部で9秒0454、3位がIT部門で10秒342のタイムを出した。同社グループIT担当の堀晃雄執行役員は、「デジタル人材育成の一環で開催。AIをテーマにした学習の中で実感を持てる取り組みとした」と意義を語った。

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