ニッキンONLINEプレミアム遂にスタート!
2022.01.06 09:14
2021年10月のニッキンONLINE創刊に続き、待望のプレミアムがスタートした。
金融機関の課題に寄り添い、ニッキンが持つネットワークを駆使し、専門家とともに課題解決へ導く。
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旧車に乗れるのは、あと何年?
SUN/kakke(サンカッケー)デザイナーの尾崎雄飛さんが「シトロエンCX 25TGI サファリ」に乗るようになったのは2017年。ただし尾崎さんとシトロエンとの付き合いは古く、18歳で免許を取得して初めて購入したクルマが「シトロエン2CV」だった。クルマ好きが「二馬力」や「ドゥシーボー」と呼ぶこのクルマとの出会いは、フランス映画だった。
「もともと映画に出てくるクルマが好きでしたが、手の届く価格だと2CVかルノー キャトルぐらいしか選択肢はありませんでした。2CVを買って、ロンドンに留学していた時期を挟んで3〜4年は乗りました。でも、フランス映画にしばしば登場するシトロエンDSというクルマに憧れがあって、“いつかはDS”と思うようになったんです」
2012年に独立して自身のブランドSUN/kakkeを立ち上げると、納品や倉庫への行き来などで、クルマが必要となった。そこで尾崎さんは、社有車としてフォルクスワーゲンのビートルを導入した。
「物を運ぶにはワンボックスが一番便利だということはわかっていたのですが、デザイナーという仕事を考えるとどうなのかな…と。ですが、ビートルだと積載できる量がやはり足りなかったので、新たな社有車選びが始まりました。最初は、シトロエンは選択肢から外していたんですよ。ハイドロニューマチックサスペンション(編集部註:ガスとオイルを組み合わせたシトロエン独自のサスペンションシステム。一般的な金属バネのサスペンションとは異なる、独特の乗り心地を提供する)は、トラブルが心配でしたから…」
そんな折り、とあるショップのwebサイトでこのシトロエンCXを発見。尾崎さんが憧れていたDSの後継車種だということもあり、しばらく悩んだという。